INSIDE GAMBAROUS<COLUMN ハンターコート キャプテン>
INSIDE GAMBAROUS COLUMN
#10 ハンターコート
「力強さ」を胸に、頂点へ。
キャプテンが語る進化と覚悟。
レギュラーシーズンを戦い抜いた徳島ガンバロウズ。その中心でチームを牽引してきたキャプテン、ハンターコートは今季を「成長できたシーズン」と振り返る。夏から掲げてきた「優勝を目指すバスケット」。長い戦いの中で浮き沈みを経験しながらも、「一人ひとりが責任を持って準備してきた結果が、順位にしっかり表れている」と手応えを口にした。
今季のチームを一言で表すなら「力強い」。その言葉には、単なる結果以上の意味が込められている。負傷者が相次ぐ苦しい局面でも、次の選手が役割を果たし、全員が同じ意志で戦い続けた。「誰が出ても強い意志を持ってプレーできている。それが今のチームの強さ」と語る。
キャプテンとしての在り方も、シーズンを通じて変化してきた。就任当初は「支える存在」であることを意識していたが、次第に「言うべきことを言う」リーダーへと進化。選手同士が求め合う空気をつくることで練習の強度が高まり、チーム全体の底上げにつながった。「コーチ任せではなく、自分たちで締め直すことが大事」。その意識が、チームを一段引き上げた。
転機となったのは、シーズン終盤の埼玉戦。主力が戻り、万全に近い状態で連勝を飾った週末は、「夏から取り組んできたことを表現できた試合」と振り返る。ただし、その背景には負傷者が続いた苦しい時期があった。「自分たちを見失ったわけではなく、どういうチームでありたいかを見つめ直す時間だった」。その内省が、現在の一体感を生んだ。
迎えるプレーオフは、一戦必勝の短期決戦。ハンターコートは「相手のスカウティングや対策がより重要になる」としつつも、「どれだけ自分たちのバスケットを出せるかが鍵」と強調する。順位や対戦相手に左右されることなく、「自分たちに集中する」姿勢は揺るがない。
自身にとっては、初めて“勝つ”経験を懸ける舞台でもある。「大きなチャレンジであり、成長のチャンス」。その言葉には、キャプテンとして、そして一人の選手としての覚悟がにじむ。
ホームで戦えることも、大きな追い風だ。「一年間支えてくれた徳島の皆さんの前で戦えるのは特別なこと」。ブースターの声援については「一緒に戦っている感覚」と表現し、「苦しい時間帯でも背中を押してくれる存在」と感謝を口にする。
ディフェンス、リバウンド、トランジション——チームの軸を担うプレーに加え、ハンターコートが見てほしいと語るのは「苦しい時間帯でも戦い続ける姿」だ。常にコミュニケーションを取り、チーム一丸で戦い抜く。それこそが徳島ガンバロウズのバスケットであり、頂点へ向かう原動力となる。
「力強い」チームは、いよいよ勝負の舞台へ。主将の言葉とともに、その歩みは次のステージへと進む。
